フレッツ光でインターネットを遊ぶ

単にケータイ小説といっても、ひとくくりにして語るには難しい文化です。2000年代、携帯電話の急速な普及に伴い、さまざまなケータイカルチャーが中高生の間で人気となりました。特に「パケホーダイ」などの通信料定額サービスの影響で、“フレッツ光でインターネットを遊ぶ”というハードルが低くなったことも背景にあります。

「前略プロフィール」「学校裏サイト」「mixi」「魔法のiらんど」「個人ブログ」「●●掲示板」(バンドメンバー募集・画像掲示板とか)などは、当時触れていた方も多いのではないでしょうか。

筆者は“非リア”な高校生活を送っていたため、専ら「2ちゃんねる」の住民でしたが(ROM専)、クラスの女子の大半はこのようなサイトで自らのプロフィールを作り、コミュニケーションをとっていたようでした。(今でいうTwitterやInstagramみたいなものですね)

時を同じくして、中高生の間で流行したケータイ小説。専門家に「小説をほとんど読んだことのない作者によって書かれ、小説をほとんど読んだことのない読者に読まれている」とも揶揄(やゆ)されるほど、当初は大人たちには全く相手にされていませんでした。

しかし、新垣結衣さん主演で映画化もされた『恋空~切ナイ恋物語~』を筆頭に、『赤い糸』『天使がくれたもの』『teddy bear』などいくつものケータイ小説が書籍として刊行されるやいなや、全国でベストセラーになりました。当時、街の本屋さんでアルバイトをしていた筆者は、平積みされたさまざまなケータイ小説を、子ども連れの主婦やスーツを着たおじさんが買っていった姿を記憶しています。

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